【スマホの防水性・防塵性って?】“IPX5”と“IPX8・IP6X”について解説

基礎知識

スマホの購入時、スマホの製品カタログのなかで、“IPX5”と“IPX8・IP6X”という単位を目にしたことのある方も多いはずです。

この単位は製品の防水性、防塵性を表していますが、これについて詳しく知っている方はあまりいらっしゃいません。

トクまる君
トクまる君

僕もあまりわかっていなかったガオ!

そこで、本記事では、“IPX5”と“IPX8・IP6X”等の単位について解説していきます。

 

これらの単位について正しく理解し、スマホを適切に扱うことは、大切なスマホを守るために重要です。

 

IPとIPX

IP(International Protection)とは国際電気標準会議において2003年に定められたコードで、スマホの他、精密機器の水、および固形物からの保護性能を表す単位です。

IPコードのなかには防水・防塵を表記するもの、どちらかのみを表記するものがあります。

 

IPコードのなかで、防滴・防水に対する保護等級(以下、IPXと記載)は後に表示されています。

IPX5であれば、防水の等級は上から4番目です。

IPXの横に付いている数字が大きいほどに防水性に優れていることになります。

IPXの保護等級は9段階あり、防水性のないIPX0から水中でも問題ないIPX8まであります。

 

続いて、防塵に対する保護等級(以下、IPと記載)は前に表示されています。

IP6Xであれば、防塵の等級は最も上です。

IPの横に付いている数字が大きいほどに防塵性に優れていることになります。

IPの保護等級は7段階あり、防塵性のないIPX0から粉塵の侵入も許さないIPX6まであります。

 

IPX5とは

 

IPX5は水の直接噴流をいかなる方向から受けても、製品に影響が出ないことを表しています。

IPX5の基準をクリアするためには、約3mの距離から約12.5ℓ/分の噴流をあらゆる方向から当てても電話機としての機能を有する必要があります。

 

IPX5よりも下の基準はIPX4ですが、この数値の基準はいかなる方向からの水の飛沫にも有害な影響を受けないことと規定されています。

日常的な使用における、生活防水と呼ばれる水準はIPX4程度と言われています。

 

IP5Xとは

次いで、IP5Xの5は前述のように、防塵性能を表しています。

防塵性能の基準は6段階で、IP5Xの防塵の等級は上から2番目です。

IP5Xの場合、直径75㎛以下の塵埃が入った装置に電話機を8時間入れて攪拌させ、取り出した時に電話機としての機能を有する必要があります。

75㎛=0.075㎜。指で擦り合せると、ザラザラ感を微妙に感じる程度。参考URL:地層科学研究所

トクまる君
トクまる君

IP5Xでも十分すごいガオ、、、

IPX8・IP6Xのスマホはお風呂やプールで使えるの?

防水性・防塵性に優れていることを証する“IPX8・IP6X”ですが、この表記の付くスマホであってもお風呂やプールで使うことは危険です。

お風呂、ないしプールでの利用は完全に不可能ではありませんが、使い方によっては故障してしまう可能性も十分考えられます。

 

その理由は、防水性のテストが常温の真水で行われていることに関係します。

お風呂の温度は一般的に40度前後で、そのうえ入浴剤などが入っていることも少なくありません。

また、プールには塩素などの消毒剤が入っています。

防水性、防塵性のテストでは、製品がお湯、入浴剤、塩素などの消毒剤にふれることまで考慮されていないのです。

 

たとえば、お風呂でのスマホの利用として、使用を短時間に留め、かつ入浴剤/塩素などが混入したお湯に付けなければ、製品に問題をきたすことはないかもしれません。

しかし、長時間利用した場合、スマホになんらかの不具合をもたらしてしまう可能性は十分あるといえるでしょう。

 

防水性・防塵性は経年劣化するともいわれています。

これらの機能が劣化したスマホをお風呂、ないしプールに入れた場合、故障してしまう可能性はさらに高まるといえるでしょう。

 

防水・防塵のメリットを活かした使い方

防水・防塵機能がついたスマホでも、前述した通り、スマホをお風呂のお湯やプールの水に浸すことは危険です。

そうすると、「結局、防水性・防塵性に優れていてもメリットがないのでは?」という疑問を抱かれる方もいらっしゃるでしょう。

 

そこで、防水・防塵のスマホのメリットをいくつか紹介していきます。

 

半身浴時のスマホ利用

防水性、坊塵性ともに優れているスマホであっても、入浴剤の入ったお風呂のお湯の中に浸しては危険です。

スマホを防水ケースなどでさらに保護したうえで、お風呂のなかに落とさないことに気を付けながら、湯船につかって短時間使用する分には問題ないでしょう。

スマホを誤って水没させてしまった時のことを考えて、湯船の温度をぬるめに設定し、入浴剤を控えることをおすすめします。

トクまる君
トクまる君

仮に水没したとしても責任は追えないガオ!

スマホを水たまりのなかに落としてしまった

道を歩いていたら、スマホを水たまりに誤って落としてしまうこともあるかもしれません。

こうした時、防水性・防塵性のないスマホですと、ダメージは大きいです。

しかし、“IPX8・IP6X”の保証が付いたスマホですと、水たまりに落とした後、すぐに拾い、水を拭き取れば、端末にほぼ影響がないケースも少なくありません。

 

スマホをうっかりと水たまりのなかに落としてしまっても、スマホが破損し、大切なデータを失うことを回避しやすいです。

 

トイレに落としてしまった

スマホをポケットに常に入れている方たちのなかには、トイレにスマホを落としてしまった経験のある方も少なからずいらっしゃるでしょう。

防水・防塵のスマホであれば、トイレに落とした場合もすぐに拾い、適切な処理を行えば、問題ないことがほとんどです。

 

スマホが雨で濡れてしまった

雨の日に外で電話することや、傘をさしながらラインやメールの送受信を行う場面は意外とあります。

このような状況では、傘をさしていたとしても、スマホに雨があたってしまうことも少なくありません。

こうした時にも、防水・防塵のスマホであれば、スマホがノーダメージで済むことがほとんどです。

 

営業職の方など外でスマホを使う機会が多い方は、防水性・防塵性が特に優れたスマホがおすすめです。

 

Softbankで発売されている機種でいえば、iPhone12はIP68等級。

Androidの人気モデルのAQUOS sense 5Gは、IPX5/8・IP6X等級です。

 

それぞれの他スペックについては下記記事をご確認ください。

 

 

スマホが水没した時の対処法・注意点

一定以上の防水・防塵性能を有するスマホは水没させてしまった場合もノーダメージで済むケースがありますが、もしスマホを水没させてしまったら適切な処理を行う必要があります。

また、水に濡れたスマホは思いがけぬ危険を招くことにもなりかねませんので、扱いには十分な注意が必要です。

 

水没したスマホの処理方法

スマホをうっかりと水没させてしまった場合、慌てずに、落ち着いて行動するようにしましょう。

防水・防塵性能を有するスマホであれば、お風呂、プール、トイレ、水たまりなどに落としてしまっても無事であることも多いです。

 

スマホを水のなかから拾いだしたら、次に挙げる手順で行動してください。

 

①スマホの電源をオフにする
電源を入れたままにしておくと、ショートしてしまう危険があります。

 

②SIMカード、SDカードなどを外す
SIMカード、SDカードも濡れている可能性があります。

水分をしっかりと拭き取り、データの破損を回避するよう努めてください。

 

③カバー、ケース、キャップを外して水分を拭き取る

スマホにカバー、ケース、キャップが付いていると、水分が拭き取り難いだけでなく、ケースのスキマなどに水滴がたまってしまう危険があります。

 

④水分が乾くまで、電源を落としたまま置いておく

目に見える水分を拭き取ったら、スマホが完全に乾くまで置いておきましょう。

 

スマホに異常があった場合、すぐに修理に出すようにしてください。

 

注意点

・ドライヤーをあてない

スマホを乾かすにあたって、ドライヤーを使うことは絶対にやめてください。

スマホのスキマに入り込んだ水滴を落とすため、あるいは素早く乾かすためにドライヤーを使おうとする方が時々いらっしゃいますが非常にキケンです。

 

同様に、暖房器具などの熱風にあてることも危ないので控えてください。

 

・充電しない

スマホを水のついた状態で充電してしまうと、ショートのキケンがあります。

スマホの充電は完全に乾くまで控えてください。

 

・スマホを振らない

物についた水を振るい落とすために、振り払うことはよくあります。

スマホを振ることによって、水分がスマホ内部に入り込んでしまう可能性があります。

 

まとめ

スマホには防水性・防塵性の基準を表すIPという表記が付いています。

この単位の横に付いている数字が大きくなればなるほど、耐性がアップします。

 

防水・防塵のスマホであっても、水やお湯にむやみやたらに浸して良いわけではないので注意が必要です。

スマホ機器が新しいうちは度の超えた使い方を多少しても、故障を引き起こすことはないかもしれません。

しかし、防塵性・防水性は年とともに劣化しますので、自分が気付かないうちにこれらの機能が劣化している可能性もあります。

 

防塵性・防水性の基準は入浴剤、消毒剤などが入った水、あるいはお湯に浸されることは想定されていませんので注意してください。

 

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